【2025年最新】ウルグアイの新興品種『アルバリーニョ』の特徴とおすすめワイン3選!

ウルグアイワイン

南米大陸の南東部に位置するワイン生産国『ウルグアイ』その中で、新興品種ながらも注目を集める白ワイン用品種が『アルバリーニョ』です。

まだ日本では馴染みが薄いかもしれませんが、ウルグアイで造られるアルバリーニョはとても魅力的なワインを生み出しています。

では、どのような特徴を持ち、どんな魅力があるのでしょうか?

この記事では、

  • ウルグアイ産アルバリーニョの特徴
  • ウルグアイにおけるアルバリーニョの主な生産地と作り手
  • おすすめのウルグアイ産アルバリーニョ3選

をご紹介します。

この記事を読めば、きっとお好みのウルグアイのアルバリーニョワインが見つかります。是非最後まで記事を読み進んでもらえると幸いです。

今すぐおすすめのウルグアイのアルバリーニョを確認する

筆者について
    2023年ワインエキスパート取得。1年間に飲むワインの本数は100本近く。世界各国のワインを幅広く愛飲
    本記事は独自の調査結果・基準を元に製作しておりますが、ECサイト等から送客手数料を受領しています。

    ウルグアイの『アルバリーニョ』の特徴

    ウルグアイの『アルバリーニョ』の特徴

    ウルグアイは南米で第4位のぶどう栽培面積を誇る、『新たな個性を放つ、高品質ワインの注目産地』として注目されています。

    温暖湿潤な気候と、独特の粘土質・石灰質土壌は、特にウルグアイ国内で徐々に生産量が伸びている新興品種『アルバリーニョ』にとって理想的な環境です。

    ウルグアイのアルバリーニョは、レモンやライムのような柑橘系の香りに加え、洋梨やリンゴ、桃を思わせるフレッシュな果実の香りが特徴。さらに、ほのかな塩味を伴うミネラル感が感じられ、魚介類との相性は抜群です。

    まだ日本ではマイナーな産地であり、特に新興品種であるアルバリーニョの品揃えは少ないため、販売数も少なく、やや金額が高めに感じるかもしれません。しかし、ウルグアイのアルバリーニョはその価格に見合う非常に高品質な味わいを持ち、一度飲めばその魅力に引き込まれることでしょう。

    世界における『アルバリーニョ』の主要産地

    世界における『アルバリーニョ』の主要産地

    アルバリーニョは、主にスペイン北西部のガリシア地方や、国境を越えたポルトガルのミーニョ地方を原産とする白ブドウ品種です。この品種は、大西洋に近い地域で栽培されることが多く、その影響を受けて育ちます。

    ウルグアイも同じく、大西洋からの冷たい風が吹く環境であり、原産地であるスペインのガリシア地方とよく似ているため、アルバリーニョの栽培に適しています。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといった国際品種も栽培されていますが、アルバリーニョも注目の品種として成長を続けています。

    アルバリーニョで作られたワインの味わい

    アルバリーニョで作られたワインの味わい

    ウルグアイワインのアルバリーニョは国内のみならず世界各国から注目を集めています。特に冷涼な沿岸地域で栽培されたアルバリーニョは、高品質な味わいのワインを生み出しています。

    輝きのある淡いレモンイエローから、やや緑がかった色調で、レモン、ライム、グレープフルーツといった柑橘類のアロマに加え、完熟した白桃、アプリコット、メロン、そしてパイナップルやパッションフルーツのようなトロピカルフルーツの複雑で芳醇なアロマが特徴です。

    口に含むと、熟した果実のふくよかなコクと複雑な味わい、しっかりとしたボディを感じさせます。
    それでいて、アルバリーニョならではの爽やかで心地よい酸味が全体のバランスを保ち、非常に飲みやすい仕上がりとなります。

    さらに、ウルグアイの沿岸部のテロワールを反映した、潮風を感じさせる塩味を帯びたミネラル感が特徴で、『海のワイン』とも呼ばれます。

    『アルバリーニョ』ワインを手がける作り手

    『アルバリーニョ』ワインを手がける作り手

    ウルグアイのワイン造りは、その多くが家族経営のワイナリーによって支えられています。脈々と受け継がれる伝統と、それぞれのテロワールに対する深い理解と愛情が、彼らのワインに魂を吹き込んでいます。

    ウルグアイで新たな可能性を秘めた新興品種であるアルバリーニョは、生産者にとって未来を拓く存在となっています。彼らはアルバリーニョに愛着と期待を寄せ、その可能性を最大限に引き出すべく、日々挑戦と研鑽を続けています。アルバリーニョに取り組む作り手は年々増え、ウルグアイワインの新たな流れを生み出しています。

    では、情熱あふれるウルグアイのワイン生産者たちをいくつかご紹介します。

    ボデガ・ボウサ (Bodega Bouza)

    近年、ウルグアイワインの新たな可能性を切り開く立役者であり、パイオニア的な存在の「ボデガ・ボウサ」

    モンテビデオに本拠を置く、比較的新しいながらもウルグアイワイン界のトップランナーとして知られています。少量生産・高品質をモットーとし、ウルグアイのテロワールを最大限に表現することに注力。品質への揺るぎないこだわりが、彼らの伝統的でありながらもモダンなワイン造りの根幹を成しています。

    特に、ウルグアイで初めてアルバリーニョの可能性を見出し、そのブドウを植えたパイオニア的存在として、この品種の新たなスタンダードを築き上げています。

    彼らが手がけるアルバリーニョは、豊かなフレッシュさと樽由来の複雑さが絶妙なバランスで融合した、スタイルが特徴です。繊細なアロマと生き生きとした酸を保ちつつ、熟成に由来する奥行きのある風味を加えることで、伝統的ながらも現代の食卓に合うモダンな味わいを生み出しています。

    その品質は世界中で高く評価されており、タナと共に、ウルグアイワインの多様性と国際的な競争力を象徴する旗手となっています。

    ピッソルノ・ファミリー・エステイツ (Pizzorno Family Estates)

    1910年創業の歴史を誇る家族経営ワイナリーで、ウルグアイの地に深く根差し、伝統的なワイン造りのスタイルを大切にしながらも、革新的な挑戦を続けている「ピッソルノ・ファミリー・エステイツ」

    サステナブルなワイン造りに力を入れ、自然環境への深い配慮を徹底しています。電力の97%を再生可能エネルギーで賄い、重力を利用したグラヴィティ・フロー・システムを導入するなど、持続可能性を追求したワイン造りを行っています。特に、ステンレスタンクを積極的に用いる醸造手法が特徴的です。

    このワイナリーが近年、ウルグアイの新興品種として注目される『アルバリーニョ』で、その真価を発揮しています。ステンレスタンクでの醸造は、ブドウ本来のピュアでシャープな酸味と、豊かなミネラル感を最大限に引き出し、洗練された味わいを創り出しています。

    さらに、ワインツーリズムにも注力しており、宿泊施設やレストランを併設しています。訪れる人々は、ウルグアイワイン、特に彼らの手掛けるアルバリーニョの魅力を体験し、歴史と自然が織りなす特別な空間で忘れられない時間を過ごすことができます。

    ボデガ・ガルソン(Bodega Garzón)

    スペインのカタルーニャにルーツを持ち、ウルグアイに移住してからも10世代にわたってワイン造りを続けている、非常に歴史あるワイナリーである「ボデガ・ガルソン」

    ウルグアイ国内では屈指の規模を誇りながらも、高品質なワイン造りのトップランナーとして知られ、テロワールを深く反映したワイン造りを追求しています。

    このワイナリーが所有する畑は、ブラジルとの国境に近いリベラという、標高250mの丘陵地帯に位置しています。火山性物質からできた赤みがかった鉄分を多く含む沖積土壌が特徴で、この地特有のテロワールを余すことなく表現したワイン造りを目指しています。

    この独特のテロワールと最先端の醸造技術、そして熟練のワインメーカーの技が融合することで、芳醇なアロマと複雑なコクを併せ持つ、洗練されたウルグアイ産アルバリーニョが生まれています。

    『アルバリーニョ』ワインの選び方

    『アルバリーニョ』ワインの選び方

    ウルグアイの新興品種として注目を集めるアルバリーニョは、それぞれに魅力的な個性を持ち合わせています。実際どういった基準で選べば良いのでしょうか?

    ここからはウルグアイのアルバリーニョの選び方についてご説明します。

    作り手で選ぶ

    ウルグアイの『アルバリーニョ』は、作り手による個性の違いが非常に大きいです。同じアルバリーニョであっても、作り手の哲学や醸造方法によって味わいが大きく異なるため、まさに個性を見極める楽しみがあります。

    まずは、ご自身に合う味わいのワインを作り出している作り手かどうかを確認することで、好みのアルバリーニョが見つかると思います。

    作り手の特徴やこだわりを知ることで、より深く自分好みのアルバリーニョに出会えるでしょう。

    産地で選ぶ

    ウルグアイ産アルバリーニョを選ぶ上で、産地の特徴はとても重要な要素です。ご自身の好みに合わないと、せっかく選んだアルバリーニョの魅力を十分に味わえないことも考えられます。

    まずは、どのような味わいのアルバリーニョを飲みたいかをイメージして、ご自身の好みに合った産地のアルバリーニョを選ぶようにしましょう。

    また、ご自身の口に合うアルバリーニョを見つけるために、同じアルバリーニョを産地別に飲み比べるのも楽しいと思います。それぞれの土地が育んだ気候と土壌が、ワインに与える影響をぜひ体験してみてくださいね。

    購入時チェックリスト

    ウルグアイの新興品種『アルバリーニョ』を選ぶ際に役立つチェックリストをご用意しました。ぜひ購入時の参考にしてください。

    アルバリーニョ購入時チェックリスト
    • 生産者のスタイルは自身の好みに合っているか?
    • ブドウの産地の特徴は自身の好みに合っているか?
    • 味わい(風味、香り、口当たり)は好みのタイプか?

    おすすめウルグアイのアルバリーニョ3選

    新鮮な果実のアロマが特徴の商品「ボデガ・ボウサ アルバリーニョ」

    ボデガ・ボウサ アルバリーニョ
    出典 :Amazon
    価格:
    4,236 円
    (税込)
    この商品の特徴

    ウルグアイでアルバリーニョ栽培のパイオニアとして知られるボデガ・ボウサが、その豊富な経験と情熱を注ぎ込んで造り上げた「ボデガ・ボウサ アルバリーニョ」です。

    グラスに注ぐと、洋梨、りんご、シトラスなどの新鮮な果実のアロマに、白い花やほのかな磯の香りが重なり、複雑で上品な香りを放ちます。丁寧に造り上げられたこのワインは、心地よい酸とミネラル感が特徴です。

    天ぷらや魚介類、ハーブを使った肉料理との相性は抜群。繊細でありながらも、食卓を豊かに彩る個性豊かなこの一本を、ぜひご堪能ください。

    スペック
    • 種類: 白ワイン
    • 品種: アルバリーニョ 100%
    • 度数: 12.5%
    • 生産地: モンテビデオ (Montevideo)
    • 生産者: ボデガ・ボウサ(Bodega Bouza)
    • 内容量: 750ml
    • 渋み: 1:弱い
    • 甘み: 2:弱め
    • 酸味: 4:強め
    • 果実味: 4:強め
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    フレッシュな柑橘系の香りが特徴の商品「ピッソルノ・ファミリー・エステイツ マユスクラス アルバリーニョ」

    ピッソルノ・ファミリー・エステイツ マユスクラス アルバリーニョ
    出典 :Amazon
    価格:
    2,185 円
    (税込)
    この商品の特徴

    100年以上の歴史を持つ家族経営のワイナリーが生み出す、その深い歴史と家族の情熱が詰まった味わいが特徴の「ピッソルノ・ファミリー・エステイツ マユスクラス アルバリーニョ」です。家族経営のワイナリーが手掛ける、個性的で爽やかなアルバリーニョとして、ぜひお試しいただきたい一本です。

    このワインは、驚くほどフレッシュで、口当たりの良い白ワインに仕上がっています。青リンゴやハーブ、レモン、オレンジなどのフレッシュな柑橘系の香りが特徴です。

    価格もウルグアイワインの中では比較的お手頃。良い品質のワインを手軽に楽しむことが可能です。

    タコのカルパッチョ、生牡蠣、烏賊の刺身など、魚介類によく合う一本です。フレッシュでモダンなアルバリーニョを楽しみたい方に、ぜひ一度お試しいただきたい一本です。新しいアルバリーニョの魅力に気づくことができるでしょう。

    スペック
    • 種類: 白ワイン
    • 品種: アルバリーニョ 100%
    • 度数: 13.0%
    • 生産地: カネロネス (Canelones)
    • 生産者: ピッソルノ・ファミリー・エステイツ(Pizzorno Family Estates)
    • 内容量: 750ml
    • 渋み: 1:弱い
    • 甘み: 2:弱め
    • 酸味: 4:強め
    • 果実味: 4:強め
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    柔らかで滑らかなタンニンが特徴の商品「ボデガ・ガルソン アルバリーニョ」

    ボデガ・ガルソン アルバリーニョ
    出典 :楽天
    価格:
    3,938 円
    (税込)
    この商品の特徴

    世界が注目するウルグアイの白ワイン、「ボデガ・ガルソン アルバリーニョ」

    タナ種で世界的な評価を確立したウルグアイが誇る、トップワイナリーボデガ・ガルソン。そのガルソンが手掛ける、洗練された白ワインがこのアルバリーニョです。

    大西洋の恩恵をたっぷり受けた畑で育つブドウから造られるこのワインは、単なる爽やかさだけでは終わらない、芳醇なアロマとミネラル感がしっかりと感じられるのが特徴。桃や柑橘系のフレッシュな果実味に、フローラルな香りが重なり、一口飲めばその洗練された味わいに魅了されます。

    特にこのワインは、和食との相性が良いことでも注目を集めています。繊細なだしの風味や魚介の旨味を邪魔することなく引き立てる、その上品なミネラル感と酸味は、まさに日本の食文化に寄り添う一本。伝統を重んじつつも、新しい感覚を求めるワイン愛好家に、ぜひ一度試していただきたいワインです。

    スペック
    • 種類: 白ワイン
    • 品種: アルバリーニョ 100%
    • 度数: 12.5% 〜 13.5%
    • 生産地: マルドナド (Maldonado)
    • 生産者: ボデガ・ガルソン (Bodega Garzón)
    • 内容量: 750ml
    • 渋み: 1:弱い
    • 甘み: 2:弱め
    • 酸味: 4:強め
    • 果実味: 4:強め
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    比較表

    ここまでに説明したウルグアイのアルバリーニョの特徴を表にまとめました。

    購入時の参考にしてもらえると幸いです。

    ボデガ・ボウサ アルバリーニョ ピッソルノ・ファミリー・エステイツ マユスクラス アルバリーニョ ボデガ・ガルソン アルバリーニョ
    写真

    ボデガ・ボウサ アルバリーニョ

    ピッソルノ・ファミリー・エステイツ マユスクラス アルバリーニョ

    ボデガ・ガルソン アルバリーニョ

    本体価格
    4,236 円
    2,185 円
    3,938 円
    種類 白ワイン 白ワイン 白ワイン
    品種 アルバリーニョ 100% アルバリーニョ 100% アルバリーニョ 100%
    度数 12.5% 13.0% 12.5% 〜 13.5%
    生産地 モンテビデオ (Montevideo) カネロネス (Canelones) マルドナド (Maldonado)
    生産者 ボデガ・ボウサ(Bodega Bouza) ピッソルノ・ファミリー・エステイツ(Pizzorno Family Estates) ボデガ・ガルソン (Bodega Garzón)
    内容量 750ml 750ml 750ml
    渋み 1:弱い 1:弱い 1:弱い
    甘み 2:弱め 2:弱め 2:弱め
    酸味 4:強め 4:強め 4:強め
    果実味 4:強め 4:強め 4:強め
    価格を調べる Amazonで調べる 楽天で調べる Yahooショッピングで調べる Amazonで調べる 楽天で調べる Yahooショッピングで調べる Amazonで調べる 楽天で調べる Yahooショッピングで調べる

    おわりに

    いかがでしたでしょうか?

    まだ日本ではあまり知られていないウルグアイのアルバリーニョですが、とても魅力的な品種です。ウルグアイでは比較的新しい品種ながら、その気候・土壌と見事に調和し、近年急速に生産量を増やしています。一口飲めば、その個性的な味わいが、あなたのワイン体験を豊かにしてくれることでしょう。

    今回の記事が、ウルグアイワインやアルバリーニョに興味がある方にとって、新しい発見となれば幸いです。

    ※ 価格は2025年8月時点のものとなりますのでご注意ください。

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